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医学物理活動

研究

臨床現場に溶け込むことで臨床ニーズを把握し,様々な意見を取り入れながら実務担当者の強みを活かす形でニーズに応える研究を展開しています.研究で得た成果が放射線治療の高度化をもたらし,ひいては治療成績の向上につながると信じて,日々研究に取り組んでいます.
研究の詳細は研究紹介研究業績をご覧ください.

 

臨床

放射線治療の品質を担保することは治療成績の向上につながります.放射線治療の工程は,CTシミュレーション(固定具作成・CT撮影)・治療計画(線量分布の最適化)・QA(プランチェック・線量QA・装置QA)・治療(セットアップ・画像照合・照射)に大別されますが,各々が密接に連携しており,いずれの工程も欠かすことができません.治療成績の向上を意識しながら,以下の項目について多職種と協働して取り組んでいます.

  • 新規放射線治療関連機器のアクセプタンス・コミッショニング
  • 特殊症例におけるCTシミュレーション立ち会い
  • プロトコルに則った放射線治療計画
  • プランポリシーを意識したプランチェック
  • 新規照射法における治療立ち会い
  • IMRT線量QAの実施と考察
  • 装置QAの実施とトレンド解析
  • 線量計測に係る補正係数の再検討

 

教育

これまでに医学物理学を履修した者は,医療機関,教育・研究機関,医療機器メーカーで活躍しており,以下が主な業務内容です.

  • 医療機関: 放射線治療の品質向上に従事
  • 教育・研究機関: 後進の育成及び新たな研究領域の開拓
  • 医療機器メーカー: 臨床ニーズに応える医療機器の開発・医療機関への医学物理サポート

医学物理学領域で活躍するための知識の修得に加えて,キャリアプランに応じたレベルの臨床研修を行います.これにより,上記のいずれの領域にも幅広く対応できる人材を養成しています.